オプション検査

人間ドック健診 - オプション検査の内容

ご希望に応じ、下記の検査を追加することができます。

肺がん検診

料金 (ア)喀痰細胞診検査 3,223円(税込)
(イ)CT検査 11,000円(税込)
(ウ)喀痰細胞診検査+CT検査のセット 13,200円(税込)


(ア)喀痰細胞診検査
肺の気管支から分泌される粘液(たん)を提出してもらい、その中に異常な細胞がないか顕微鏡で調べる検査です。
胸部X線では写りにくい肺門部(肺の入り口)のがんの早期発見に効果があります。

  • 専用容器に「たん」を3日間採り、後日当センターへ持参していただきます。

上手な「たん」の出し方はこちら


(イ)CT検査
X線を身体の周りから照射し、薄い断面像を構成するので、通常の胸部X線検査では見つけにくい小さな肺がんを発見することができます。特に肺野型肺がんの診断に高い精度が得られています。肺がん検診として実施するCT検査では被ばく線量が少なくなるよう設定しています。検査時間は5分程度です。
2019年8月に最新技術を多数搭載した「16列MDCT(マルチディテクターCT)Canon製」を導入致しました。従来のCT装置に比べ、更なる低線量化(約40%減)・短時間での撮影を実現し、受診者様にとって、より少ない被ばく線量で、より簡便な検査が可能となりました。


16列マルチスライスCT 肺CT画像
16列マルチスライスCT
  • 心臓のペースメーカー等を使用している方は、当センターでは、CTによる肺がん検診は受けることができませんので、ご了承ください。

低線量X線による肺がんCT検診のご案内はこちら


(ウ)喀痰細胞診検査+CT検査
特に、喫煙者の方は、セットで受診されることをお勧めします。


■肺がんは・・・
がんの死亡率では上位で今後も増加傾向にあります。初期段階ではほとんど症状が無く、進行の早いがんとされていますが、早期発見された場合は、根治が可能になってきています。

以下の方にお勧めしています。
 ・たばこを吸っている方
 ・自覚症状のある方(咳、痰、息切れ、胸痛など)
 ・粉じん環境での作業歴のある方
 ・40歳以上の方

内臓脂肪検査(腹部CTによる)

料金 3,410円(税込)

内臓脂肪CT断面図CTで腹部(へそまわりあたり)の断層撮影を行い画像を解析し、内臓脂肪量や皮下脂肪量を測定します。







■内臓脂肪とは・・・
内臓脂肪が蓄積すると高血糖、高血圧、脂質異常症を引き起こします。
内臓脂肪はメタボリックシンドロームの元凶であり、動脈硬化を進行させます。
肥満症の管理や治療目的以外に動脈硬化の予防や治療効果の指標としても注目されます。


骨粗しょう症検診

料金 3,300円(税込)

骨密度測定X線骨密度測定装置を使用し、椅子に座った楽な姿勢で微量のX線を前腕骨(手首とひじの間)の部分に約15秒程度照射し、骨密度を測定します。痛みもなく高い精度で測定します。




■骨粗しょう症とは・・・
骨の強度が低下して、骨折しやすくなる病気です。骨粗しょう症いより骨がもろくなると、転ぶなど些細なことで手足や足の付け根、背骨などが骨折してしまうことがあります。

以下の方にお勧めしています。
 ・40歳以上の女性の方、特に閉経前後の方
 ・60歳以上の男性の方
 ・背が縮んできたり、背中や腰が曲がってきた方


前立腺がん検診(PSA)

料金 2,310円(税込)

血液中のPSA(前立腺特異抗原)測定による検査です。
がんの他に前立腺肥大症や前立腺炎などの疾患を発見する手がかりになります。
(基本項目の採血量で同時検査できます。)


■前立腺がんは・・・
日本では患者数が増加しており、今後も増えると考えられます。
50歳以上の男性に多く、高齢になるほど増加します。
前立腺がんは初期には自覚症状がありませんが、早期発見することにより治療効果が高くなります。

以下の方にお勧めしています。
 ・50歳以上の男性の方
 ・50歳未満でも、近親者に前立腺がんになった方がいる
 ・残尿感・頻尿・尿が出にくいなどの自覚症状のある方

子宮頸がん検診

料金 (ア)子宮頸がん検査(細胞診) 3,080円(税込)
(イ)子宮頸がん検査+HPV検査 8,030円(税込)


(ア)子宮頸がん検診(細胞診検査)
子宮頸部に発生するがんの早期発見、及び、前がん病変の発見によるがん予防を目的とした検査です。子宮頸部の細胞を専用の器具でこすり取り、その中に異常な細胞が存在するかどうかを、顕微鏡で調べる検査です。当施設では精度の高いLBC(液状化検体細胞診)法を採用しています。

  • 早期子宮頸部がんは、治癒率が大変高いので、定期的な検査を心がけましょう。


(イ)HPV検査
子宮頸がんの原因ウイルス(HPV)に感染しているかどうかを調べる検査です。HPVはありふれたウイルスで、感染してもほとんどが一過性で自然に消失します。しかし、感染が長引いてしまうと、子宮頸がんを発症する可能性が出てきます。ただし、必ずしもがんになるわけではありません。将来の子宮頸がんになるリスクを把握できます。

  • HPV検査は子宮頸がん検査(細胞診)で採取した細胞で検査しますので、必ず子宮頸がん検査(細胞診)とセットの検診となります。


■子宮(頸部)がんは・・・
子宮頸部に発生するがんです。初期にはほとんど症状がありませんので、検診での早期発見が重要です。
しかも20代、30代の若い女性にも急増しています。20歳になったら定期的に必ず受診しましょう。


乳がん検診

料金 (ア)マンモグラフィ2方向 4,620円(税込)
(イ)マンモグラフィ2方向+乳腺超音波検査 8,470円(税込)
マンモグラフィ装置と乳房画像






(ア)マンモグラフィ
マンモグラフィは乳房のX線撮影のことです。乳房はやわらかい組織でできているため、専用のX線装置を使用します。乳がんをはじめ、乳房にできる病気をほとんど見つけることができ、しこりとして触れない早期の乳がんも発見できます。

(X線撮影は女性技師が担当します。)

  • 下記に該当の方は検査を受けることができませんので、ご了承ください。
    ・心臓ペースメーカー・V-Pシャント・皮下埋め込み型ポート等の医療機器が前胸部に入っている方
    またはインスリンポンプ・持続グルコース測定器を装着している方
    ・豊胸手術を受けたことがある方
    ・授乳中の方および卒乳後6カ月以内の方
    ※数か月以内の怪我や手術で胸部に傷口のある方は、検査を受けられない場合がありますのでご相談ください。


(イ)乳腺超音波検査(乳腺エコー)

超音波による乳がん検診です。超音波をあて、はね返ってくる反射波を画像化した検査です。乳房表面にゼリーを塗って、その上からプローブと呼ばれる機械をあてて乳房(乳腺)の状態を調べます。触診では検出できない小さな病変を見つけることができ、高濃度乳房(デンスブレスト)の方、30~40歳代の乳腺組織の密の方にはおすすめです。

超音波検査では、痛みもなくX線を使用しないので体への負担もなく繰り返しの検査が可能です。

(乳腺超音波検査は女性技師が担当します。)


※注意事項

  • 乳腺超音波検査は、必ずマンモグラフィとセットの検診となります。
  • 乳腺超音波検査は、市町村補助での乳がん検診・乳がん検診クーポン券・対がん協会クーポン券などの併用はできません。


■乳がんは・・・
女性のがんで一番多いのが乳がんです。年々増え続けています。40歳代をピークとする働き盛りの女性に多いのも特徴です。自己視触診の習慣化とともに、定期的な乳がん検診は重要です。

以下の方にお勧めしています。
 ・家族内(血縁者)で乳がんになった方がいる
 ・初潮が早く閉経が遅い、または閉経後の肥満の方
 ・初産年齢が遅い、または出産経験がない方
 ・長期間ホルモン療法を受けている方

腫瘍マーカー検査

料金 4,180円(税込)
  • 他の血液検査での採血で同時実施できます。

■腫瘍マーカーとは?
血液で腫瘍の可能性を調べます。体の中に腫瘍ができると、多くの場合その腫瘍が特有の物質を算出して、血液中に放出します。これらの濃度を測ることで、がんを発見する手掛かりになります。がん以外の病気でも陽性を示すことがありますので、他の検査と組み合わせることが大切です。

(下記(ア)~(ウ)の3項目セットの検査となります。なお、基本項目の採血量で同時検査ができます。)


(ア)CEA
消化器系がんのスクリーニング検査として広く用いられ、肺がん・乳がんなどでも高値となることがあります。また、がん治療後の経過観察・再発や転移の早期発見にも重要です。消化器系がん以外のがんでも広く陽性を示す反面、臓器特異性は低いので、この検査だけでは診断はできません。

(イ)AFP
健康成人の血液中にはほとんどない物質で、肝臓がんのスクリーニングとして検査される腫瘍マーカーです。

(ウ)CA19-9
消化器がんの中でも、特に膵臓がん・胆道がんで高率に陽性を示す腫瘍マーカーです。
※妊娠中は高値となる場合がありますので、おすすめしません。


甲状腺機能検査

料金 3,520円(税込)

血液中の甲状腺関連のホルモン(TSH、FT4)を調べます。
甲状腺は新陳代謝の調整を行うホルモンを作っています。ホルモンが多すぎたり少なすぎると、からだに色々な症状が現れます。(不整脈や骨粗しょう症、動脈硬化など様々な疾患に関与します。)
甲状腺疾患はよほど強く症状が現れない限り、気付かれにくい病気です。しかし、実はとても多くみられる病気であり、一般外来患者さんの10人に1人が甲状腺疾患を持っているとも言われます。

  • 他の血液検査での採血で同時に実施できます。
以下のような症状はありませんか。
 ・食欲がないのに体重増加
 ・動悸、汗がでる
 ・イライラする
 ・食欲があるのに体重減少
 ・倦怠感、不眠

C型肝炎検査

料金 1,870円(税込)
血液でHCV抗体を検査してC型肝炎ウイルスの感染を調べます。
HCV抗体陽性の場合は、C型肝炎ウイルスに現在感染している、もしくは以前に感染があったことを示します。
当施設の人間ドックでは初回受診者の方のみ基本項目に含まれます。2回目以降の受診者の方は希望(オプション)検査にてお受けいただけます。(2回目以降でも契約内容により検査項目に含まれる場合もあります。


  • 他の血液検査での採血で同時実施できます。



BNP検査(心臓元気度測定)

料金 1,760円(税込)

毎日私たちが日常生活を営めるのは心臓が正しいリズムを刻み続けているからです。しかし、そんな心臓も日々の生活習慣によって疲労してしまうことがあります。
BNPは心臓に負担がかかっているときに分泌されるホルモンで、これを測ると心臓の元気度がわかります。とても感度のいい検査なので、大事な心臓の異常を正確に見つけることができ、早期の生活習慣改善につなげることができます。

  • 血液での検査になります。
以下の方にお勧めしています。
少しの運動で動機や息切れがする、疲れやすいなどの症状が気になる方や、下記の生活習慣などが心臓病の要因になることがあります。
一度検査することをお勧めします。
 ・喫煙    ・ストレス    ・糖尿病    ・運動不足
 ・高血圧   ・肥満      ・脂質異常症  ・家族に心臓病の方がいる



ヘリコバクター・ピロリ抗体検査

料金 1,760円(税込)

ヘリコバクター・ピロリ抗体検査は、胃にピロリ菌が感染していないかを調べる検査です。
ピロリ菌は胃炎や胃がんの原因になりますが感染している人すべてが胃の病気になるわけではありません。ピロリ菌に感染すると血液の中にピロリ菌に対する抗体(ピロリ抗体)ができます。この血液中のピロリ抗体を測定することで、ピロリ菌に感染しているかどうかを調べることができます。
この検査は胃X線(バリウム)検査や胃内視鏡(カメラ)検査の代わりに胃炎や胃がんなどの病気があるかを調べることはできません。また、以前に感染してピロリ菌がいなくなった方(薬で除菌を行った方、自然に除菌された方など)でも陽性になる場合があります。

  • 他の血液検査での採血で同時実施できます。
以下の方にお勧めしています。
 ・同居家族(以前も含む)にピロリ菌に感染した方、胃がんになった方がいる方
 ・胃潰瘍の既往例がある方でピロリ菌の検査をしたことのない方

以下の方にはお勧めしません。
 ・ピロリ菌の感染を診断された方
 ・ピロリ菌の除菌を行った方
 ・毎年、胃内視鏡(胃カメラ)検査を受けている方

アレルギー検査(Viewアレルギー39)

料金 12,100円(税込)

一度に39種類のアレルゲンとアレルゲンに対する免疫反応の総量を調べることができます。
アレルゲンを引き起こす原因アレルゲンは人によって様々です。また、アレルギーの原因は1つとは限らず、複数のアレルゲンが原因となることもあります。気になる方は、原因アレルゲンを知り快適な生活を送りましょう。

  • 他の血液検査での採血で同時実施できます。

吸い込んで体に入るもの(吸入系アレルゲン)

室内のゴミ ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト
動物 ネコ、イヌ
昆虫 ゴキブリ、ガ
樹木 スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ
カビ アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア、ラッテクス

食べて体に入るもの(食物系アレルゲン)

卵白、オボムコイド
牛乳 ミルク
小麦 小麦
豆・穀物・ナッツ類 大豆、そば、ピーナッツ、米、ごま
甲殻類 エビ、カニ
果物 キウイ、リンゴ、バナナ
魚・肉 鶏肉、牛肉、豚肉、まぐろ、さけ、サバ
  • こちらの検査はアレルゲンの可能性について判定します。アレルゲンの確定は医療機関で総合的な診断が必要です。

推定食塩摂取量検査

料金 1,100円(税込)

1日当たりの食塩摂取量を尿中のナトリウム・クレアチニン、身長、体重、年齢から算出します。
食塩の過剰摂取は血圧を上げる要因となります。また、胃がんのリスクを高めると言われています。
この検査をすることで減塩に取り組むきっかけとなり、また繰り返し検査することにより食生活を振り返る目安となります。

  • 健診時の尿検体で検査できます。
以下の方にお勧めしています。
 ・血圧が高い方
 ・普段の食事でどれくらい食塩を摂取しているかを知りたい方


PET/CT検査

料金 126,500(税込)

PET/CT検査とは、ほぼ全身のがんなどを一度の撮影で調べることができる検査です。がん細胞は『健康な細胞に比べ3~8倍ほどのブドウ糖を吸収する』性質を利用して、放射性物質を組み込んだブドウ糖(18F-FDG)を体内に注射し、体外からそのブドウ糖が発する放射線が多く集まる部分を画像化することで、がんを発見する検査です。(画像参照

  • こちらの検査は、人間ドック健診受診以降の別日に県立新発田病院にて要予約検査(午前12時から)となります。
発見できるがん 発見しにくいがん
肺・咽頭部・食道・すい臓・大腸・乳房・子宮など 1cm未満のがん・肝臓・胆のう・腎臓・膀胱・前立腺・胃・白血病・脳など

以下の項目に一つでも該当する方は検査を受けることができません。
 ①検査6時間前からの絶食および糖尿病内服薬・注射の中止ができない。
 ②検査前の空腹時血糖が200mg/dL以下にコントロールできない。
 ③車椅子でトイレや移動に介助が必要。
 ④おむつや排尿バックをしようしており、一人で交換や廃液ができない。
 ⑤注射後約1時間、待機室に一人で安静に過ごすことができない。
 ⑥検査の間(約30分)鎮静なく静止していることができない。
 ⑦妊娠中である
⑧埋め込み型除細動器(ICD)を使用している方。(心臓ペースメーカーの方は検査可)